【これも錯聴?】音量を変えずに変える?ダイナミクスでのテクニック
こんにちは!
音楽トレーナーみゆきです!
今回も聴覚の錯覚である錯聴、というより
ダイナミクスを音楽的に表現する場合のコツといったところでしょうか!
ダイナミクスは、音楽では端的にいうと音量の大小のこと!
ダイナミクスによる表現のなかでクレッシェンドの後にデクレッシェンドという手法を使うことがあります!
今回はそこでのテクニック!
「音量を下げたと思わせるが音量は下げない」というテクニックです!
詳しくは以下を!
■そもそもクレッシェンド&デクレッシェンドとは!
クレッシェンドは「だんだん強く」という強弱記号で音量を徐々に上げる、
デクレッシェンドは「だんだん弱く」という強弱記号で音量を徐々に下げる、です!
そして同じ音のままクレッシェンドのあとにデクレッシェンドが続くという表現手法がたまにあります!
誤解を恐れずにいうとポップスとか大衆音楽だと音源でもLIVEでも音圧を揃えることがよいとされがちな都合上、ダイナミクスでの表現は少ないです!ここではなぜかを省きますが…
それでもとくにクラシック音楽ではいまでもダイナミクスの変化による表現は、多用かつ重宝される手法です!
■クレッシェンド後のデクレッシェンドでは音量を下げない?!絶対でなく相対
そこでのポイントとして、クレッシェンド後にデクレッシェンドをするように楽譜などで指示されていても、実際にはデクレッシェンドのときに音量を下げないというテクニックというかコツがあります!
その理由は!
なんとなくおわかりかと思いますが
デクレッシェンドで音量を上げたあとはわざわざ音量を下げなくても同じ音量を保てば音量が下がったように感じやすいからです!
これは人間だからこそ、ともいえますし、音楽だけではないかもしれませんね!
体感的に、相対的に感じる人間の感覚といえます!
野球のピッチングでも1球目130kmのあとに2球目100kmの球をなげられ、さらにそのあと3球目130kmの球を投げられると
同じ速度なのに1球目より3球目のほうが速く感じやすいでしょう!?
音楽も野球のピッチングも物理ですが、生物が関わると絶対的でなく相対的であることを考える必要があるともいえますね!
いかがでしたか?
今回は演奏者側としてのコツでもありました!
が、聴く側でもすこし意識してみるとダイナミクスの変化は楽しいかもしれませんね!
以上、音楽トレーナーみゆきでした!