【おもしろ音の錯覚】ないはずの音が聴こえる?差音による第一倍音
こんにちは。
音楽トレーナーみゆきです!
目の錯覚、錯視があるように
耳の錯覚、錯聴というものがあります!
ご存じでしたか?
おおまかにいえば
鳴っていないはずの音が聴こえること!
幻聴?!
と思うかもしれませんが、原理があります!
今回は錯聴のうちの差音のひとつについて!
■ふたつの音の周波数差からできる差音
まずは差音について!
差音はふたつの異なる周波数(音の高さ)から聞こえる、その音同士の周波数の差と同じ音です!
うーん、ややこしい!
まあ200Hzと300Hzの音を同時に出すと
100Hzが聴こえる、ということです!
厳密にはうなりが生じるのです!
音は空気の振動なので、
物理学に詳しい人はイメージがつきやすいかもしれませんね!
■代表的な差音!鳴っていない倍音が聴こえる?!そもそも倍音とは
差音の代表例として
第一倍音を鳴らしていなくても第一倍音が聴こえてくるというものです!
というところから話さねばならないのですが!笑
倍音は基音のHzが倍となるごとに
第○倍音と表現されます!
C音を基準にして、C音の2倍の周波数の音、3倍の周波数の音がどれくらいの高さに聞こえるのか、を16倍までまとめて書いてみます。
「↓」は音が音符よりも低いことを、「↑」は高いことを表しています。
「ある音の○倍の周波数の音」を、その音の「第○倍音」と呼びます。また、基準になる音、つまり第1倍音に相当する音の方を「基音」と呼びます。
引用元:楽典.com
リンク:https://%E6%A5%BD%E5%85%B8.com/gakuten/baion.html
わかりますかね?
では、鳴っていないのに聴こえる倍音とは?!
■第二倍音と第三倍音にあたる音を聴くと第一倍音が鳴っていると錯聴?!
さきほども述べましたが
第二倍音と第三倍音にあたる音を鳴らすと第一倍音を鳴らしていなくても第一倍音が聴こえる場合があります!
第○倍音についてですが
基音であるC(ド) を第一倍音と呼び、
そのオクターブ上のC(ド)の音を第二倍音、
さらにその上のG(ソ)の音を第三倍音と呼びます!
そして倍音の関係で第二倍音と第三倍音にあたる音を鳴らすと第一倍音が鳴っていなくても聴こえることがあります!
下の画像でいうと赤で囲った音が第二倍音と第三倍音なのでこのふたつの音を鳴らすと
鳴らしていない緑で囲った第一倍音が聴こえてくるのです!
原理は長くなってしまうので省きますが
人間の耳(脳)が勝手にあるはずのない音をつくりだしてしまうそうです!
次回にまたこのケースの錯聴を体感しやすい例をあげたいと考えていますので、お楽しみに!
以上、音楽トレーナーみゆきでした!
それではまた!