【全音音階】『鉄腕アトム』の主題歌冒頭の不思議な音階
こんにちは。
音楽トレーナーみゆきです!
前回の記事「【その特徴を把握しよう】移調の限られた旋法①ホールトーン・スケール - theoretical-musiciant’s diary」で
全音音階(ホールトーン・スケール)について述べました!
その全音音階も使われているわかりやすい曲があります!
ただし1963年版!
冒頭の、本格イントロへ入るまえの音階が
全音音階です!
全音音階は人工的な音階です!
でも不思議と自然に生まれたかのような不自然さ…よくわからないかもしれませんが笑
ほんとうに、もとから自然界に存在したような音階だと思います!
まあ十二音技法の等分割というだけで、自然といえば自然ですが…
とにかくこの不思議なかんじ、独特な魅力があってドビュッシーも愛用したことに頷けます!
楽器屋さんとかでピアノを見かけたときはぜひいちど、全音音階を弾いてみてはいかがでしょうか!
店員さんに「おっこやつ知っておるな?!」と思われるかもしれません!
以上、音楽トレーナーみゆきでした!
【その特徴を把握しよう】移調の限られた旋法①ホールトーン・スケール
こんにちは。
音楽トレーナーみゆきです!
今回は「移調の限られた旋法」の第1番、いわゆるホールトーン・スケール(全音音階)について!
「移調の限られた旋法」は、その名のとおり
移調に限りがある旋法(≒音階)です!
移調は転調と違って(または転調の一種)
イメージとしてはカラオケのキーを変えるように、それぞれの音と音の音程が変更しません!
ややこしいですね、なんといったらよいか…
とにかくカラオケのキー変更がイメージで、
オクターブを考えなければ
十二音技法が主流な現代では
12種類のキーがあるということです!
うーん、自分でもわかりづらい文。笑
移調の限られた旋法は、そのうち移調が12種よりも少ない旋法ばかりです!
今回はそのうち、2パターンしかない第1番について!
■移調の限られた旋法第1番はいわゆるホールトーン・スケール!移調パターンは2種のみ!
第1番は前述のとおり
ホールトーン・スケールと呼ばれるものに該当します!
音階(スケール)と旋法(モード)は、厳密には違いますが、今回は割愛!
ホールトーン・スケールは日本語に訳すと
全音音階です!
わかりにくいですが、バーッと話します!
ホールトーンは全音、スケールは音階なので
そのままですね!
この音階は六音音階で、七音目で1巡します!
すべての音程差が全音で構成されています!
この音階はリストやドビュッシーが好んでいました!
近現代JAZZでも定番で、コーダルならオルタード7th、モーダルでもよく使われます!
移調パターンは2種のみ!
ドレミであらわすと…
①ド、レ、ミ、ファ#、ソ#、ラ#
②ド#、レ#、ミ#、ファ、ソ、ラ#
※十二音技法でかつ異口同音を無視
そしてこれら2種を合わせると十二音技法の
十二音半音すべてが網羅されます!
■要点のまとめ!ざっくり知っておこう!
厳密には異なることも多いですが
移調の限られた旋法第1番は
①ホールトーン・スケールともいえる
②2パターンのみ
③すべての音程差が全音である
④六音音階
⑤近現代JAZZでも好まれて使用される
そして日本語として
簡単ですが、
移調の限られた旋法第1番について!
以上、音楽トレーナーみゆきでした!
【とにかく覚えろ】onコードと分数コードは違う!知っとくだけでOK?
こんにちは!
音楽トレーナーみゆきです!
今日はあるある!
「onコード」といわゆる「分数コード」の違いについて、さらっとお伝えします♪
まあネットでちょっと調べたら出てくるので「わざわざ音楽トレーナー みゆきさんから教わらなくて大丈夫」と思うかもしれません!
なのでせっかくなら少しだけわたしの体験談も、ほんとにちょっと交えます!
これで「みゆきさん トレーナーしてるねちゃんと!」と思われることを期待して笑
さて、とくにヴォーカル、ギター、キーボード、ベース、ドラムといったよくある編成のバンドだと
「onコード=分数コード」と思っている方が多いです。
■onコードはベース音がコード基音以外で指定される
onコードは、そのコードに対して
ベース音だけ指定するものです。
ConB なら、Cコード(C、D、G)に加えて
ベース音(最低音)はBというコード(和音)ということです。
その指定する音程は、たとえばConDのように、コードの構成音でもOKですが、
ConCというような、コードの基音がベース音として指定されることはありません。
コードの基音がベース音というルール(共通認識?)からですね♪
■分数コードはコードのうえにコード?
分数コードは、その名のとおり
和音(コード)が分数のように線の上と下にひとつずつ書かれるもの。
C/Bなど。※ここでは線を横ではなく斜めに表記
そしてこの分数コードは
C/BならConBと一緒だと認識されることもあります。
しかし、Bコード(B、D、F)のうえにCコード(C、E、G)があるということをさします。
いわば6和音?
うーんわかりにくい笑
コードの「うえ」にコードと、ちょっと強引にお伝えしました笑
■とにかく違うということを覚えておこう!
そう、結論はよくわからなくてもそれぞれはお互い違うコードのだと認識しておきましょう!
とくにJAZZだと、分数コードはほんとうにそのまま全構成音を構成音として使うので(?)、覚えておきましょう!
わたしは以前に一緒だと思っていたため、分数コードをすべてonコードへ書き換えてビッグバンドメンバーみんなに迷惑をかけたことがあります。
そのとき「小学生のときから分数が苦手だったから」という言い訳をして、なんとかのりき…れませんでした涙
ほかにもちょっとした関連エピソードはありますが、今回はここまで!
音楽トレーナーみゆきの次回をお楽しみに!
音楽トレーナーみゆきによるブログでの自己紹介
音楽大好きみゆきによる音楽理論ブログをはじめます
はじめまして!
さまざまな音楽に精通している(つもり?)な
音楽トレーナー みゆきと申します。
現在の年齢は秘密ですが
音楽を専攻していた専門学校を卒業して
はや3年以上!
趣味の音楽について周りの人へ語ったり
理論的な観点で後輩へ教えたりしているうちに
言ってもらいました。
「みゆきさん トレーナーとしてやっていけば?」
「音楽に詳しいみゆきさんから学びたいって人がたくさんいると思いますよ!」
「みゆきさんの音楽に対する造詣の深さや知見をもっといろんな人へ伝えてほしい!」
「みゆきはバンドTよりパーカーやトレーナーが好きだよね(?)」
このような声から、音楽トレーナーみゆきとして活動することを決めました!
音楽トレーナーみゆきの簡単な遍歴
かんたんに音楽遍歴を。
わたしはもともと、ほんとうに冗談でなく
中学生の終わりまで音楽に興味がありませんでした。
カラオケにいっても歌わず!
しかし中3の終わりにひょんなことからガールズバンドにはまる!
そこから高校は吹奏楽部に入って、
ピアノも習いはじめました。
そこからほんとうは音大へ進みたかったものの金銭的な事情から音楽系の専門学校へ行きました!
ただ音大にはとある人脈からすこし関わらせてもらいました!
いまはちょっと音楽系の仕事もありつつ、
自由な人生を楽しんでいます!
ロックから入ったけどクラシカル、ジャズ、フュージョン、CLUB系も大好きです!
音楽トレーナーみゆきとして音楽理論からはじめた理由?音楽理論のおもしろさを伝えたい!
それからとくに音楽理論へはまっていき、
高校の同期や後輩へ音楽理論とかを伝えるようになりました!
いま思うと当時の知識や見解はまだまだ未熟で(いまもですが)、恥ずかしい汗
しかし教え方とか、その好きさの熱意から周りが興味をもってくれたり音楽をより楽しく感じてくれたりして、
最近なにかやりたいなーと思ったときに
音楽トレーナーの師の勧めもあり、
冒頭のように音楽トレーナーみゆきとしての活動をやってみることとしました!
これから小難しい内容は多いかもしれませんが、どうぞお付き合いください!
以上、
音楽トレーナーみゆきでした!